ふと思い立って最近XMが提供し始めたMT4ウェブトレーダーの動作をテストしている。
以前提供されていたWebtraderはインターフェイスや操作性がMT4とあまりにも違っていてとてもそれでトレードする気にはなれなかった。
それに対して今回のMT4ウェブトレーダーはWEBブラウザ上でほぼ完璧にMT4(MetaTrader 4)の操作性が再現されていて最初からかなりの好感触だ。
当然ながらインストール型のMT4に比べれば搭載機能は簡素化されていて、カスタムインディケーターやEAをインストールすることは出来ない。
水平線やトレンドライン、フィボナッチや平行チャネルを引くことは可能なので、シンプルなチャートで裁量トレードをする人にはほぼ問題ないと思う。
マウスドラッグでの指し値注文の変更が出来る機能の再現は個人的にかなり嬉しいポイント。スマホ版やタブレット版のMT4アプリではこれが出来ないのが残念だった。
1画面では1つのチャートしか表示出来ないが、Chromeの別ウインドウを並べて同時起動し複数チャートを同時に閲覧することも可能。
それから、複数口座にログインし同時起動出来ることも確認した。
普段はMacでParallels Desktopを開きWindows版のMT4でトレードしているだけに、WEBブラウザでMT4にしか見えない画面がサクサクと動作しているのが何か新鮮で不思議な感じがしている。
FXトレード用にSurface Pro 4を買おうかと時々思ったりもしたが、インストール型のWin版MT4に依存する必要性が減れば今後Windows機を買う理由はほぼ無くなる。
これもようやくFX業界にも訪れたクラウド化の恩恵かな。
MT4はデータが蓄積するごとに動作が重たくなるのでこの取引環境の進歩はポジティブに感じるし、将来的にトレーダーに必要とされるPCのスペックも下がっていくんだろうなと思った。
このMT4ウェブトレーダーはMT4を使うMac派、Window派どちらのFXトレーダーにとってもかなりのレベルで満足いく出来だと思う。一部のマニアックな層を除いてね。