FX専業トレーダーが2年ぶりにビジネスを手掛けることにした理由

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2012年にビジネスを引退しFX専業トレーダーに転身した俺が、ひょんなことから2年ぶりに新規ビジネスの構築を手掛けている。

きっかけは4月に以前のビジネスパートナーと再会し色々と話をしている中でそういうノリになってしまったこと。

当初は2つの会社を設立し5事業展開する予定だったが、進めていく過程でいくつかの案が頓挫し結局2つの事業に落ち着いた。

そして、発案から2ヶ月ちょっとが経過し、「もう一山越えれば・・・」という段階にきているところで、これまでの過程で感じたことや思ったことを頭の整理がてらまとめておこうと思う。

今回は引退したはずのビジネスを再度手掛けることにした理由について考えてみた。

 

【刺激】

最も大きな理由はこれだろう。

約2年前に会社経営から手を引いた俺の生活は無制限と言ってもいい程の暇過ぎる時間になった。それはまさに定年退職してリヤイアメント生活に突入した老人になったような境地だった。

それから俺は常夏の南の島国へ移住しのんびり生活してみたり、いつか暇になったらまた読み直したいと思っていた本を読んだり、映画やゲーム等を存分に楽しんだ。帰国後は10年以上会っていなかった地元の親友と最高に楽しい時間を過ごすことも出来た。

そして、やりたいことを次から次に完遂していく中で、ビジネスの世界に戻るのではなくFX専業トレーダーとして新たなキャリアを築くことを決意し、FXトレードの勉強と練習、そして実戦の経験を積み上げていった。

時々は大きな損失を出してしまうこともあるが、今では毎月安定した利回りを達成出来るほどには上達している。まだまだ経験不足な分、今後もFXに対する興味と情熱を継続していけばトレードの成績はもっと良くなっていくだろう。

その一方でFXトレード中心の自由な生活を楽しんでいるだけでは何となく退屈さを感じていた。

そして、「トレードばっかの生活じゃ良くないな」と考え、3月末にマカオへ1週間の一人旅に出て(結局スマホでトレードしていたが)、帰国後に寄り道したところで新たなビジネスの話が舞い込んだ。

オファーの内容が魅力的というよりは、刺激を求める心のタイミングが整っていたことが決め手だったのかもしれない。

 

【ビジネススキルの維持】

個人的な考えではビジネスの世界において1度手放した知識や経験やスキルが一線で通用するのは4年程度で、変化の早いWEBを活用したマーケティングなんかだとせいぜい2年ぐらいが限界だと思っている。

会社経営者時代に業務の9割以上をスタッフに振っていた俺の場合だと、自分自身でバリバリ頑張っていたのは2009年頃迄。今が2014年なのでもう5年も前のことになる。

このFXブログでもSEO対策やアフィリエイトなどを試してみたりして多少はスキルの維持を図っているが、そろそろ通用しなくなりつつあるなというのを実感しているところ。

融資制度や法人税周りの法律も変わってきているだろうし、消費増税後の事業環境を経験していないことには、将来何か事を興そうと考えた時に苦労するはず。

事業の成否に関わらず、ビジネスから完全に2年間離れたこのタイミングで会社設立から事業の構築まで手掛けておくことは、必ず俺自身の肥やしになると信じている。

海外留学をして英語ペラペラで帰国した学生がほんの半年で日本語に染まってしまう感じかな。

1度極めた知識やスキルは副業や人助け、遊びがてらの趣味でもいいので、完全に引き出しを閉じずに継続して活用した方がいいだろうという単純な話だ。

 

【お金】

今現在収入はFXトレードで稼げるとはいえ「お金が目的ではない」と言えば嘘になる。

俺の場合、FXは海外業者のみでUSD建てで運用しているので日本円の収入を増やしたいという気持ちは当然ある。

ただ、今回手掛けているビジネスでは大儲け出来ることは期待していない。

予定通りにうまく回っても俺の取り分はせいぜい年間100万〜200万円程度だろうと想定している。

その一方で、今回の事業において俺は金銭的なリスクを負っていないので最悪利益ゼロでいいとも考えている。

言い方は悪いが、見込める利益よりも他人の資金で新規ビジネス立ち上げの経験を積めることの方が価値が大きいと思っている。

新しい経験を純粋に楽しませてもらった上で、金銭的利益も得られればラッキーという感じかな。

お金はFXで稼げばいいので、「手掛ける事業は絶対に失敗出来ない」とならないところが今までとは違う感覚だ。

 

【人間関係】

今回オファーをくれたかつてのビジネスパートナーとは2011年以来かれこれ3年程の付き合いになる。

初めて会ったときからそうだったんだが、毎回食事から夜遊びまで全て奢ってもらったり、深夜3時頃からでも往復1時間以上も掛けて車でホテルや自宅まで送ってくれるような気前の良い人だ。

そういった”餌付け接待”をするのが彼の基本スタイルなのかもしれないが、俺としてはそういった心遣いをしてくれることに感謝している。それと同時に当時はもの凄いカルチャーショックを受けたことを覚えている。

俺もB to Bのビジネスで1,000社をゆうに超える経営者や個人事業者と接してきたが、彼は経営者としても社会人としても正直まともでない部類に入る。

ただ、契約書ナシ、握手だけでビジネスパートナーになれる数少ない存在だった。

そして、約2年ぶりに再会した彼の元にはいくつかのビジネス案があり、俺には彼には無い知識やスキルがあり、それを成功させる為のアイデアと時間があった。

ピーク時には彼の元に30名近くいた従業員が現在7〜8名になっているという状況も俺の気持ちを後押しした。

利害が一致したこともあるが、それ以上に純粋な動機でビジネスに取り組めることが実に気分良い。

あとはこのガキ共の遊びが成功すれば最高だ。

上に「お金はFXで稼げばいいので絶対に失敗出来ないという感覚ではない」と書いたので矛盾するようだが、決してどうでもいいからテキトーにやるということではない。

一緒にやれるだけのことをやって若い従業員が充分に食えるようにする。

そして、会社として儲かったらまた一緒に豪快に遊べたらいいなと思っている。

 

以上の4つが、引退したはずのビジネスを再開した理由として挙げられる。

改めて気付かされるのが、FXというマネーゲームを生業にしたことで、苦しく感じていたビジネスまでもがゲーム感覚で楽しめるようになっていること。

自分で言うのもなんだが、これこそがここ1年の俺自身の進化であり成長だと思っている。

ビジネスの世界に足を突っ込んで色々と煩わしいことと戦っていると、逆にFXで稼ぐことはシンプルで簡単だなとも感じるようにもなってきた。これはサラリーマンとか兼業でトレーダーをやっている人も同じ感覚なのかもしれないな。

期間限定の兼業FXトレーダー生活もいよいよ大詰めだ。

もう一踏ん張り、精一杯頑張ろう。